長女 1歳10ヶ月
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1歳3ヶ月でシールブックデビューした娘。
その後しばらくは、シールを剥がすことに夢中だったのですが、最近は飽きてきた様子。
次は貼る場所に少し意識を向けて欲しいな、ということで。渡したのがこちら。
最初からきれいに貼れることは期待していません。まずは貼る場所を意識することの紹介になればいいかな、という気持ちで渡しました。
初めてやってみた成果
さて、はじめてのシールドリル、こんな感じになりました。
記念すべき1枚目。
黄色い洋服の男の子の後ろに動物園の入り口があり、お兄さんが立っています。
おててー!
と言ってお兄さんと男の子の手をつなぐように貼りました。
…なにこれ…楽しい!!!
動物園のお兄さんとおててをつなぐだなんて、全然考えつかなかったよママ!!!
子供は本当に思わぬ発想をします。
こんな調子で女の子もおててをつなぐように貼りました。
こちらは、ライオンさんがねんねしている様子だそうです。
娘がシールを貼り終わり、できた!という表情になったら声をかけます。
「おててつないだのね。」
「みんなで集まってごろーんってねんねしてるの。あたたかいのかなー?」
そして、動物のページでは、
「がおー!」と真似をしてみたり、
「ライオンさん、どこにいる?」と言って、図鑑で探してみたりしました。
進め方
一冊を終えてみて、一枚あたりの基本的な流れとして確立されたのはこんな感じ。
事前準備
- ドリルを一枚一枚ばらします。
- シールを一枚で必要な分だけ切り分けていきます。
この作業は空いた時間で終わる10枚とかを一気にやってしまいます。
10枚でかかって3分くらい。
娘に見られないようにこっそりやるのがポイント。
遊び方
-
「シールやる?」でお誘い
→うちの娘はほぼ100%で「やるー!」 -
「これは何かなー?」
→ドリルの順に従って、一枚ずつ、もったいぶりながら渡す
→大体途中で娘が手を出してくる
→ドリルの絵を確認 -
「シールがあるよ。きれいにピッタンってしてみようか」
→そのドリルに対応するシールを渡す
→シールを貼る
→できたら「できたー!」と大体娘が言うので、「できたねー」とニッコリする。 -
「◯◯だね。」「ねんねしてるのー」と名前を確認しながら声かけ
→モノマネをして見せる
→娘もモノマネ
※時には動き回ったり、物を使うことも。 -
「同じの、あるかなー?」と誘って、図鑑で同じものがないか探す
→「あったー!」「いっしょー!」
→からのモノマネ。 -
さらに他のページで見つけて、
→「あったー!」「いっしょー!」
→からのモノマネ。
もし思いつけば、さらに絵本の中も探していきます。
気をつけていること
一応、以下のようなことを心がけています。
- 右上に書かれている文字(ものの名前)はあえて触れないようにする。というのも、まずは絵を見て、自分で観察して、そのもの自体の観察に注力してほしいから。
- 口を出さない。手を出さない。全然違うところに貼ってしまっても何も言わない。「貼れたねー!」というところでとどめる。
- 娘が「できた!」という表情をしてから声かけをする。娘自身の振り返りよりも先に親の感想を伝えない。
- 図鑑で見逃しがあっても娘より先に指さししない。わからなさそうだったら「あ!ママ見つけた!」といって視線だけ送る。そうすると大体自分で「あった!」と見つけることができる。
今のところの効果
この進め方でだいぶ物の名前を覚えました。
「いっしょー!」の発見は、普段の生活をしている中でもよく起きていて、見つけたらすかさずモノマネをするようになっています。
発見からのモノマネのセットは、言葉の習得にとても効果的な気がしています。
それから。
ドリル一枚一枚に時間をかけられるので、消費も少なくて済みます(経済的笑)
ちなみに図鑑はこれを持ち歩いています。
写真と絵が対応するように構成されているのが超おすすめポイント。
シールドリルの感想
このドリル、上のような使い方ができることもあって、期待していた以上にとても良かったです。
特に気に入ったのは以下の2点。
- 一枚一枚で描かれているテーマ(もの)が一つだけなので、混乱しない。
- はってはがせるので、ちょっとずれてしまっても娘自身で直すことができる。
モンテッソーリメソッドに忠実になろうと思うと、シールを一枚一枚切ったり、色もちゃんと揃えてあげて、台紙やシールの残り紙を捨てる容器も用意してあげて、とするのが正しいのかもしれません。
けれども、現実はそんな用意をするじかんも提示する時間もなく。
結局は市販品に頼ってしまいます。
でも、いいんだ。
やりたいことは、手先と頭を使うこと。
そして何より、コミュニケーション。
一緒にモノマネをしたり、どこかなーと言って真剣に図鑑を眺める姿を見れるだけで、十分。
シール貼りで手先を使いつつ、「発見」の楽しさを知ってくれたらな、と思っています。