生きる 感じる 考える

共働き家庭&二児の母の子育て記録。 モンテッソーリからヒントを得ながら、「生きる 感じる 考える」をテーマに子育てをしています。

佐久間象山の生き方に想う

今日は娘の発熱のため、会社はお休み。

普段なかなか観ることのできないテレビもつけています。

なんとなく流れていた番組の一つ、Eテレ知恵泉という番組で、佐久間象山が取り上げられていました。

佐久間象山という人

佐久間象山は幕末の志士達が師匠として慕った人です。

弟子達の中には、吉田松陰勝海舟坂本龍馬などがいます。

象山は、隣国である清がイギリスとのアヘン戦争で大敗したことを聞き、西洋技術を一刻も早く取り入れなければならない、と説きました。

しかし、世の中はまだ天下太平の時代。

多額の投資をしてまでそんなことをする必要はないと、幕府は聞く耳を持ちませんでした。

幕府はすぐに対応しなかったものの、象山は必ず必要になる時がくるという確信のもと、幕府に自分の意見を訴え続けます。

そして、その思いは弟子達に受け継がれ、幕末から維新へと時代が動いていったと言われています。

 

象山も最初は西洋技術についての知識がなかった

西洋技術を取り入れることの重要性を説いた象山ですが、最初からその知識があったわけではありません。 

アヘン戦争のことを聞いた後、象山は西洋の百科事典を藩の予算で購入します。間違って翻訳されているかもしれないから、とあくまでも原本にこだわりました。その値段、今の金額でいうとなんと400万円。

さて、いざ百科事典を手にした象山ですが、実はまだこの時、彼はオランダ語を読めませんでした。象山は百科事典を読むためにオランダ語を独学で勉強し、わずか半年でスラスラと百科事典を読めるようになったといいます。

象山は、百科事典で知識をたくわえると、次にそれらを自分で確かめたくなりました。

そこで、西洋砲術を教えている師匠のもとに弟子入りします。しかし、いつまでたっても西洋砲術を教えてもらえません。当時の塾では、長年の時をかけて師弟の間に信頼関係を築き、その先で秘伝の術を教えるというのがほとんどでした。そんなことをしている時間はないと判断した象山は、師匠のもとを去り、独学で実験をすることにしました。そうして自らの力で西洋技術のプロフェッショナルへとなっていったのです。 

 

自らの知識や経験を余すことなく門弟に伝えた 

西洋の大砲作りに成功すると、象山のもとには西洋技術を学びたいという弟子達がたくさん集まりました。

そこで象山は、知りたいと思う者には自分の知識や経験を秘伝とすることなく、公開しました。そして、弟子達にもその知識を他の者に伝えることを許しました。こうして、多くの弟子達に西洋技術が伝わっていきました。

 

今の日本のモンテッソーリ教育

これはあくまでも個人的な感じ方ではありますが、今の日本におけるモンテッソーリ教育もどこか秘伝とされているような感覚です。

全国の限られた場所にしかない子どもの家に通うか、高額なお金を払って勉強するしかない。そして、モンテッソーリ教育のメインとなる教具を使った提示方法やタイミングなどは子どもそれぞれによって違うため、下手にインターネット上に公開することもできない。

たしかに、知識のない人が教具の使い方だけを覚えても、それはモンテッソーリ教育とは言えませんし、全く意味がないと思います。

しかし、モンテッソーリ教育は教具がなくてもできる。むしろ大切なのは環境の整え方や子どもへの接し方であると、私は考えています。

故相良先生をはじめ、家庭でもできるモンテッソーリ教育としていくつかの本を出版してくださっている先生方がいらっしゃいます。そうした先生方のおかげで、私もモンテッソーリ教育に出会うことができ、その魅力に惹きつけられました。

しかし、アメリカなどに比べるとホームモンテッソーリの方法についてはまだまだ情報量が圧倒的に少ない印象です。

 

モンテッソーリの教えが日本の育児のスタンダードになる日を夢見て

まだ私自身もモンテッソーリ教育で子育てを完遂したわけでもありませんので、その効果を説くことはできないのですが、モンテッソーリの教えを知ることは、少なくとも多くのお母さんの指針になるのではないか、助けになるのではないかと感じています。

なので、もっと多くのお母さんにモンテッソーリの思想を知ってほしいというのが私の願いです。

戦争の時代を生き抜いたモンテッソーリが考えた教育法。これはまた今度記事にしようと思うのですが、核にあるのはモンテッソーリの平和に対する思いです。

手探りをしながらでも、一人でも多くのパパさんママさん達に私の経験が伝わり、そしていずれこの日本でもモンテッソーリの教えが広まればいいな。そしてさらにその先には平和な世界へとつながることを期待しています。

象山のように時代をつくるような偉大人にはなれないかもしれませんが、その生き方に感銘を受け、私自身もまたこのブログに対する思いを強くしました。

 

ふと目にした番組でしたが、感じるところがあったので、記事にしてみました。

お読みいただき、ありがとうございました。